危険な人物
人手不足の業界というのは危険な人物が多々紛れ込んでいるものである。
危険な人物とは、仕事が出来ないとか、付き合いが悪いとかそういったレベルのものではなく、自分の価値を上げるために他者を貶めることをごく自然にやってしまう人物のことである。
わざと失敗するように画策し、時に自分の失敗も相手のせいにして指摘し、人前でそれをアピールするように声高に言うことで相手を下げ、自分を上げようとする。
こういう人は、悪気すらなくごく自然に行っているので、人に指摘されて改善するという次元ではないことが多い。
逆に、注意されたことで逆恨みし、危害を与えてくることすらあるので注意が必要である。
そして、こういう人物の特徴として、人懐っこいことがあげられる。
何故ならば、自己保身のために他者を利用することに躊躇がないからである。
自己正当化するための盾にすることすらあり、言い訳が難しいくらいに追い詰められると同調者に責任をなすりつけて自分は逃げることすら平気である。
こういう人物は、親心で注意したことを逆恨みし、その人に恥をかかせてやろうという思考になることが多く、そのためには利用者を危険に晒すことなんてへっちゃらなのである。
例えば、送迎の際に安全第一を声掛けして出発するとしよう。
それを、自分への批判だと受け止め、声掛けした人が安全面で失敗するように運転中やたらと話しかけたり、車椅子のロックがかかっていないことをわかっていてあえてOKサインを出した後に、あのサインは別の意味であってこのことではない。しっかり確認するようになどと言ってくるのである。
そして、極め付けは利用者の安全に関わることなので、前述の危険を繰り返さないためにもダブルチェックをやろうものなら、自分の仕事を否定したとなり、怒り出すことまであるのである。
こういう人物は、普段の業務より2人きりや、1人で利用者を任された時、責任者の目の届かないところの方が危険性が高まるので、注意しなければならない。
いくら忙しくても、現場が回らないと言っても、利用者の身を危険に晒すわけにはいかないので、周りは危機意識をもって業務に取り組み、おかしいなと思ったら即責任者に報告すべきである。
それが利用者と自分の身を守ることになる。報告しなければ、事故などが起きた際、何故今まで報告しなかったのかとなり、相手は詭弁の達人であるからして、自分へ責任をなすりつけてくることが予想される。
なので、私は散々報告した、報告を受けて責任者ならびに施設が対処を怠ったとなれば、自分個人への責任は回避される。そのための責任者である。
なので、嫌がらせを恐れず自分の身は自分で守るしかないのである。
そして、報告を受けた責任者も日々の仕事を回すことにとらわれず、ましてや経営のために黙殺などはもってのほかで、利用者の生命を第一に考え判断してほしいと願っている。
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